電子書籍どうでしょう

イマイチ盛り上がりがない日本の電子書籍業界に言いたい放題やってます。

マンガ電子書籍の古い話をいくつか拾ってみた

JMangaサービス停止の波紋

スクウェア・エニックス北米・フランス向けの電子マンガ配信サービスから撤退

日本での電子書籍の売れ筋はなんと言ってもマンガです。しかし海外ではマンガの電子書籍は惨敗しているようです。

まず各出版社が協賛しているというJMangaですが、海外の方をナメきっています。すべてのタイトルを調べたわけではありませんが、日本で大ヒットしていると言える漫画はないみたいです。作者の方には大変失礼かと思いますが、海外の方が読みたいと思うマンガは売っていないということです。

そしてスクウェア・エニックスは自社電子書籍ストアで奮闘していたけど、タイトルが少なすぎて認知度が上がらなかったようです。アニメ化されているマンガもあるけど実際ホームページを観たら納得です。

「ホームページがショボイ!」

こ、これがスクエニのホームページなの?ひょっとしたら海外では「クールでカッコイイデザイン」なのかもしれないけど・・・。マンガを売っているのだから、もっと派手で勢いのある明るいデザインでやってほしいと思いました。

それと気になったのが、両社の無料サンプルを観てみるとどちらもFlashなんですが、まさかコレで売っていたのでしょうか?

JMangaは購入済コンテンツがパーになるようだし、スクエニはサービス停止後も購入済コンテンツは閲覧可能となっているけど、ダウンロードは不可となっている。やっぱりFlashの電子書籍なのかな?

Flashの電子書籍はWEB接続環境が不可欠だから、正直なところ「ほとんど詐欺」です!マンガだろうと小説だろうと読者がいつでもどこでも自由に読めないと意味が無いです。

私も何年か前にFlash形式の電子書籍を制作したことがありますが、電子書籍としては不向きだと思いました。上記にも書いてありますが、Flashの電子書籍はWEB接続環境が不可欠です。FlashはWEBサーバーに置いて運用することを前提にしていますので、ブラウザなどのビューワで閲覧するしかありません。オンラインゲームなどはそれでもイイでしょうけど、ダウンロードして閲覧するという概念がありませんので、「いつでもどこでも自由に閲覧できる」というのが特徴でもある電子書籍とは懸け離れたフォーマットと言えるでしょう。

Flash形式の電子書籍は通販カタログや会社案内パンフレットなどに向いています。容量も莫大となりますので、携帯電話などではなく回線速度など安定した接続環境でパソコンによる閲覧が望ましいです。

JMangaとスクエニは収益が予想を下回り、大赤字を解消できなかったから撤退するんでしょうけど、今後マンガの海外進出のための「捨て駒」としては、そこそこやってくれたと思います。

 

今後海外進出したい出版社はいろいろなことを考慮する必要がありますので、次回以降の記事にして行きたいと思います。