電子書籍どうでしょう

イマイチ盛り上がりがない日本の電子書籍業界に言いたい放題やってます。

マニュアルを電子書籍に!

月曜日に某大手企業へ打ち合わせに行ってきました。

仕事の内容をブログに掲載する事はできませんが、やっぱり予想通りの紙マニュアル→電子化でした。

大見出し・小見出し・文章・注釈・表組・画像がてんこ盛りに入っていますので、ePUBには不向きという説明をさせていただき、ご理解していただきました(と思う)。

ePUBの一番のメリットは「端末を選ばない」ことだと思います。小さなスマートフォンの画面から20インチを越えるパソコンの画面まで、1つのePUBファイルで対応させることができます。

一応念のために書いておきますが、ePUBでは「大見出し・小見出し・文章・注釈・表組・画像」の表現はすべて可能です。しかしページの概念というものがないため、段数の多い表組は途中で改ページされます。もちろん改ページされる場所はどこだかわからず、文字の大きさや画面サイズ・ビューワアプリによって異なります。注釈などもリンクを貼って別ページにとばす事もできますが、注釈だらけのマニュアルでは使いにくくなります。

ePUBはホームページやPDFのようにカッチリしたデザインレイアウトには向かないのです。小説などに代表される文章主体の読み物に特化しています(イラストや画像挿入は十分可能)。

それと今回の案件は、電子書籍ストアに置くことがありません。依頼主の会社内もしくは外部業者だけが使うマニュアルのなので、このアタリを考えてもePUBの必要性はありません。
KindleなどはePUBにしてファイルを送信する事になっています。WordやHTMLでも可能となっていますが、ePUBが一番問題なくアップきます(チェックも簡単にできます)。

一般的にはマニュアルの電子化はPDFにするのがベストです。印刷したマニュアルがある場合は元になるファイルをそのままPDFにすればいいだけです。インデックスやハイパーリンクなどを工夫して付けてやると親切ですね。

今回のケースはたぶんHTMLにしてローカルで動かすことになりそうです。メチャ大掛かりになりそう・・・。