電子書籍どうでしょう

イマイチ盛り上がりがない日本の電子書籍業界に言いたい放題やってます。

「一太郎2013 玄」って使いにくいッスか?

Kindleで配布するために、一太郎2013 玄で作成した電子書籍を修正してほしい」

個人で初めてのお客様から↑という依頼がありました(実は数ヶ月前にePUB制作のお見積を出している方でした。ご自分でチャレンジされたんですね!)。

メールの内容からすると「表組の不要な線を削除する」ということなんですが、マウスで不要なものを選択してデリートしたり、切り取ったりすればイイのでは?ひょっとしてそれができないという状況なのでしょうか?データファイルが壊れてたりして・・・。

とりあえず依頼をお受けするかどうか一太郎のデータファイルを見てみないと何とも言えないということをメールし、データを送っていただきました。

データファイルがなんらかのウィルスなどにより破損しているケースも考えられたので、チェックをしてみましたが特に異常なし!

通常「修正だけの依頼」というのはお受けしていないのですが、お困りのようだし、これも電子書籍普及の一環だと思って対応することにしました(少額ですが修正料金を頂きました)。

データファイルを開けて該当箇所を探していると・・・・ありました。大中小の表組が重なり合っています。大きい表組を選択して切り取ってみると・・・消えました。どうやら普通に消すことができるようです。う〜ん、お客様は一太郎の操作というかアプリケーションソフトを使うことになれていらっしゃらないだけだろうか?

追加のご依頼で「表組の文字の位置を修正する」「画像を入れ替える」などもあったのでサクッと修正。「表組の文字の位置を修正する」は文字と罫線が上下にくっついていたり、ガタガタでした。「文字を揃える」みたいな機能は効かないみたいだし、なんだかよくわからないし、1つ1つ修正するのも面倒なので、新しく作り替えちゃいました。
「画像を入れ替える」も不要な画像を削除して新しい画像を挿入、位置や大きさを調整して完成!

無事お客様に送らせていただきました。

基本的にアプリの使い方って人それぞれだから他人が作成したデータをごにょごにょするのは大変なときが多いです。今回は大したことがなかったので上手く修正できて良かったです。

今回頂いた修正料金は東日本大震災関連のボランティア団体に義援金として寄付しようと思います。コチラにリンクが貼ってありますので、良かったら覗いてください。

【蛇足】
お客様の電子書籍の内容に触れることはありませんが、一太郎からePUB出力したファイルも送っていただきました。それを見るとなんと「固定レイアウト(実はリフロー型だけど)」!最初に一太郎データを開けたとき、書体指定や文字の太さ大きさなど、結構細かく指定されていたので、「これをePUB→mobi(Kindle用のファイル形式)にするには厳しいんじゃないだろうか?」と思っていたのです。しかしePUBを送っていただいて納得、全ページを画像化して「固定レイアウト」にしちゃったんですね。

一太郎からePUBにして何も修正せずにKindleにアップしちゃうんだろうなぁ・・・ということも考えたのですが、このあたりは企業秘密(?)ってこともないのだけど、「頼まれていないアドバイスはしない」ことにしました。なんとなくですが、メールのやり取りで「余計なお世話は不要で、依頼内容だけやってくれれば良い」という感じがいたしました。まぁもし何かまたお困りのことがあればメールが来るかな〜?というスタンスのほうが良いと判断したわけです。

正直なところ文章主体のePUBの場合は「リフロー型」がオススメです。マンガや雑誌など細かいレイアウトを必要とする書籍以外はできるだけ「リフロー型」にすべきです。「リフロー型」なら簡単に目次を付けられますし、文字の大きさも読む方の好きな大きさにして読むことができます。電子書籍ストアによっては書体も自由に設定できるので、読みやすさを助長してくれます。どんな場合でもユーザビリティは重要ですね!

 

「読めれば何でもイイだろう」という電子書籍は無しの方向が望ましいです。それと同様に「一太郎2013 玄」のFAQをもうチョイどうにかした方が良いかも?もっと画像を増やして初心者にも使いやすくした方がイイですね!