へぇ〜、スマートフォン契約増加中なんだ
やっぱりというか当然というか・・・スマートフォン利用者が増えているようですね。
9月末の携帯電話契約、初めてスマホがガラケー抜く MM総研調査
ただ気になるのがコチラの情報。
>MVNO(仮想移動体通信事業者)が提供するSIMカードの利用率は全体の1・8%にとどまった。
俗にいう「格安スマートフォン」の利用者はそれほどでもないのですね。
このことは個人的には意外な現状で、少なくても10%以上の利用率があると考えていました。
そこでMVNOの利用が低い理由を考えます。
1. MVNOが広く認識されていない
まずMVNOの存在を知らない人が多いと思います。
国内3大キャリアである【d・a・s】は連日テレビでCMを流し続け、雑誌広告・看板・チラシなどありとあらゆるメディアで宣伝しまくっているで、【d・a・s】のことは知らない人が少ないでしょう。 MVNOの会社って言われても1つも思い浮かばない方が多いのは当然の結果です。
【d・a・s】と比較してMVNOの宣伝は極少と言えます。主に低料金広告のWEBをメインに宣伝しているので、日常的にWEBを利用している人にしか目に留まりません。仮に目に留まったとしても、それほど多くの人がキャリアを変更しようと考えていないのでしょう。
またイオンやヤマダ電機などがMVNOに力を入れているようですが、その結果が「利用率1.8%」なのでしょう。
2. スマートフォン利用者の年代によってMVNOは敬遠される
特に調べていないので妄想かもしれませんが、積極的にスマートフォンを利用する年代は平均で20歳代と考えています。要するに10〜30歳代が多いと思っているのですが、それほど的外れでもないでしょう。
メール・SNS・ゲームなど一番やっている年代なので、MVNOのデータ通信量(月に1〜3GB程度)では少なすぎるという可能性があります。自宅や外出時にパソコンを使用する場合もデザリングでWEB接続ができるので、スマートフォンは本当に便利ですね!
一人暮らしが多いのも20歳代です。
スマートフォンがあれば電話もWEBもできてしまうので、一人暮らしの自宅に固定電話が無いのは普通のことですし、光回線やADSLなどのネット回線を引いていないことも多いようです。
ノートパソコンなど持っている人も多いと思いますので、自宅ではデザリングを利用してWEB接続しているのだと思います。
そうなると必然的にデータ通信量が多く必要となりますので、MVNOは不向きと言えます。
高齢者の場合は【d・a・s】にしておけば無難というのがあります。都市部では専門ショップも多くありますし、わからないことがあったら電話や遠隔操作などで教えてくれるというサポートサービスも充実しているのは利点です。
3. MVNOはあまり安くない?
MVNOの月額料金は3,000円前後〜と表記しているところが多いようですが、この金額のほとんどは「スマートフォン端末込みの月額料金」です! 端末以外の月額料金は2,000円以下になります(電話の通信料金は除く)。
現在【d・a・s】でスマートフォンを利用している方から見れば低料金なのですが、ガラケー利用者から見るとそれほど安くはないと判断できます。
この場合の「スマートフォン端末」は新品で定価(古い言い方だとメーカー希望小売価格?)です。 おおよそですが5万円ぐらいでしょうか。 しかしネット通販や中古・旧型や型落ちなどを探せば半額以下で購入することも可能(※iPhoneなど人気機種は高額ですけど・・・)なので、広告の表示方法としては反対だと思います(※端末販売でも利益が出ますので売りたいのでしょうけど・・・)。
「電話は週に1〜2回で2〜3分ぐらいの通話時間で、メールはほとんど使わないし、ホームページは見ない」
上記のようなガラケー利用者は月額料金が1,000円ぐらいです。WEB接続無しにして電話機能のみにしても良いと思います。
一応ガラケーは持っているけど、積極的に利用していない方って多く存在しています。
確かに月額料金1,000円が2,000円になるとしたら、「2倍の料金になるなら今のままで良い」となるでしょう。特にWEBを利用されない方も多いと思いますので、無駄な出費をする必要はありませんよね。
携帯電話を「万が一のための連絡手段程度」と考えている方は1円でも安い方が良いに決まってます。
そう簡単にはガラケーはなくならないと思いますが、10年後にあるかと言うと微妙なので、もしガラケー(端末というよりもサービス)がポケベルのようになくなったら・・・その時に考えましょう。
4. スマートフォンを上手く使えない
高齢者にとってスマートフォンを自由自在に使いこなすのは至難の業です。せめて画面の大きいタブレット端末を使った方が良いと思います。
「現役時代に(仕事やプライベートで)パソコンやインターネットなどの経験がほとんど無い」
「今さら勉強して覚えようとは思わない(勉強したが挫折したを含む)」
「老眼なので小さな文字が読めない」
私の知人(60歳代)は「指が乾燥しているから上手く反応しない」とおっしゃいます(汗〜笑)。
当然ですが「指の乾燥」は全く関係ありません。どちらかと言うと指が濡れている(湿っている)とガラス面で上手く指が滑らないことがありますけど、反応しないなど操作ミスが起こることは有り得ません。
これは単純に「細かい操作を指で行えない」というだけで、ほとんどの高齢者はそんなもんです。
例えばパソコンを全く使わない職業だった方が定年退職後にパソコンの勉強を始めて、超高速ブラインドタッチができるようになったり、プログラミングをマスターしてアプリを開発するなんてことはまず無いです(絶対無いとは言い切れませんが・・・)。
理想としては(老眼が出始める前の)40歳ぐらいまでにパソコンやスマートフォンなどを利用されると覚えるのに苦労しないと思います。
少子化で高齢者が多い現代ではスマートフォンというハードルは結構高いのかもしれません。
とりあえず以上です。
何か思いついたら追記していきます。