電子書籍ePUBフォーマットの変わった利用方法《企業マニュアル》
電子書籍と言ったらやはり『Amazon Kindle』を思い浮かべる人が多いんじゃないでしょうか?
中小の出版社から大手出版社まで、過去の本から最新刊まで電子化されることが多くなっています。個人的な電子書籍のイメージも『出版本の電子化』がメインで、個人でやられている方だと電子書籍だけの方が多いと思います。
そんな電子書籍ePUBなのですが、ここ1〜2年ぐらい『出版本』とは関係のないものが流行りだしているようです。
それが『企業マニュアル』です。
先日終わったばかりのお仕事なのですが、一応機密情報なのでどこがやっているとか言えないのですが、製造業のマニュアルをそのままePUBに移植するという大仕事でした。
相手の企業側と打ち合わせをしたときに、最近ではノートPCではなくタブレット端末を持ち歩くということで、調べものや確認事項などPDFだと時間がかかってしまうケースが多く発生し、作業効率が悪いんだそうです。それが電子書籍ePUBだと文字が読みやすく、情報へのアクセスも早いとのことです。
この企業のように自分たちで調べて確認やテストをして「PDFからePUBに移行しよう」と判断されるってことはスゴイですね!外注業者からすると話が早くて助かります。もちろん詳細なことは説明させていただきました。
確かにPDFは画像みたいなものだから文字が小さくて読めない場合は拡大しなければなりません。しかし部分的な拡大だからスッゴク読みづらいです。さらに見落としなどがあった場合はミスにつながりますので、死活問題なのかもしれません。
ePUBだったら文字が最適化されているし、さらに文字だけ拡大縮小も可能なので、ePUBフォーマットの方が良いでしょう(文字を拡大すると、その分ページ数が増えるという仕組みです)!
それと改訂や修正・変更が楽ですよね!
例えばePUBの場合、『タイトル見出しの文字の大きさ・フォント・色を変更する』なんてことが一発で完了します。これはWordなどでも『スタイル作成』しておくことで可能なのですが、最初に企業マニュアルを作る段階でほとんど正しくやっていないですね!
あとからやろうとすると膨大な時間がかかりますので、変更はまず無理です。
現状ではさまざまな業種でePUBが利用されているようです。
知合いのところなのですが、やはり大手企業はやることが早いですね。ePUBについて質問してこられたので、何やっているのかな〜と思ったら、勤務先ですでにePUBを導入済みのようですね。
できることならウチでやらせていただきたいぐらいです(笑)!
PDFの場合は紙ベースだとA4サイズ(297ミリ×210ミリ)の固定で作られることが多いと思いますが、10インチ画面のタブレット端末では約210ミリ×135ミリ(A5サイズとほぼ同じぐらい)程度しかないですからね。
簡単な書類レベルのePUBなら自社の担当者に作らせて、ページ数が多く画像などが入るePUBはウチのような外注に依頼していただけると嬉しいです〜!
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