電子書籍どうでしょう

イマイチ盛り上がりがない日本の電子書籍業界や出版業界に言いたい放題やってます。

Appleが新聞サブスクリプションサービス(読み放題)の件について

 

アップルもiPhoneの販売数に陰りが見えてきて、新しいサービスを模索中みたいですね! 

 

私はPCはMacintoshスマホAndroidを使用しているのですが、パソコンだけはなんとか生き残ってほしいと勝手に願っています(笑)。

 

個人的な不安要素としては「購読者の使った時間に応じ、各社に配分する」という部分です。

 

日本の『雑誌読み放題サービス』などでも取り入れられていますが、これを新聞という報道機関がやってしまうと「読者が食いつきそうな記事だけを書く」ということになりかねません。

 

どこの業界でも大変なのはわかるんですけどね。

 

this.kiji.isもちろん日本の話ではなく、USAだけで検討中とのことなんですが、ま〜、アチラの新聞購読料金ってお安いですね〜!

 

日本では再販制度のおかげで新聞も守られてますから値下げ販売できない仕組みになっています。

 

それにしてもあまりにも金額に差がありすぎますね。

 

アメリカの新聞って宅配だけの場合、日本円にして1500円前後ぐらいらしいのですが、それだけでもずいぶん違うなと感じられると思います。

 

例えば高額新聞として有名な日経新聞はこんな感じです。

 

日経新聞

 

詳細は知りませんけど電子版だけの申し込みはできないようです。

 

続いて朝日新聞はこんな感じです。

 

朝日新聞

 

日経新聞よりは選択肢があるだけでもマシな状況といえるかもしれませんが、やはり電子版は月額1000円のプラスなのですね。

 

もし仮にアップルが日本でも『新聞サブスクリプションサービス』をやろうとしたら……って、再販制度があるから現状では無理です、できません!

 

私も昔は新聞を購読してましたが、十数年前にやめました。

 

「読む時間が取れない日がある」

「テレビをあまり見なくなったので、番組欄が不要(地デジで確認できますから)」

「毎月新聞に4000円以上も出費するなら、他のことに使いたい」

「新聞紙やチラシが邪魔(月一で回収してくれますけど)」

 

数えればキリがないぐらいの購読をやめた理由はあるのですが、私と同じように「新聞購読やめました」という人が年々増加傾向にあります。

 

今後も新聞の購読者や発行部数は間違いなく右肩下がりになる一方で、上昇するようなことは絶対にありません。

 

これは新聞だけではなく、出版業界全体の話でもあるんですけど……もう30年前には戻れないですよね。

 

少子化による人口減は当然ですが、新聞というメディアの情報発信が時代に合っていないのですよね〜。

 

まずはスピード感……全くないですよね。

 

朝と夕方の2回だけって、ほとんどの人がスマホやPCを持っていてネット環境がそこら中にある時代で、これはいただけません!

 

意外と詳細な情報が掲載されていないとか、貴社の思い込み記事だったりとか、週刊誌のほうがスクープが多かったりとか…。

 

そろそろ新聞も紙媒体を手放す時期が迫っているのかもしれません。

 

日本でも『新聞サブスクリプションサービス(読み放題)』ができるように法整備されれば、それはそれで面白いとは思うのですが、無理だろうなぁ〜。