最近読んでる『小説家になろう』全部無料で読めます＜紹介編＞

昨年から今年にかけて、読んでいる『なろう小説（ラノベ）』の中から、ちょっと気になる作品を３点ほどご紹介します！

まずはこちらから。

世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する
作者：月夜　涙（るい）

現在ランキング第６位という超人気連載作品。

すでに『スニーカー文庫』からノベライズ、コミカライズされた最新作品です！

作者の月夜　涙さんは『小説家になろう』で数々のヒット作をかっ飛ばし、当然のように商業出版にて多数の作品がノベライズ、コミカライズされてます！

詳しいことは知りませんが、どうやら本業は別にあるようで、小説家・原作などは副業らしいのですが、ほとんどプロ作家さんですね！

『世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する』という作品は一言でいるならば「しっかりした設定のラノベ」だと思います。

登場人物たちの心理的な葛藤とか心情心理などの細かい『説明』がほとんどないので、比較的スームズにストーリーが展開されているのが特徴で、読みやすい作品です。

前の世界で本物の暗殺者だった主人公が、異世界転生後は暗殺者の家系に生まれ、異世界流の暗殺技術を取得して成長していきます。最終的には「魔王を倒した後の勇者を暗殺する」という目的にむかってストーリーが進んでいくのですが、テンポも良く無駄にダラダラとした展開にはならないので、連載作品としては優秀だと思います。

「ほとんどプロ作家さん」の作品なので、きちんとしたラノベを求める方向きです。

つづいてはこちらの作品。

国を追われた元勇者はUS《ユニークスキル》で最強となり復讐を誓う
作者：桐亜

最近流行っている『復讐系ラノベ』です。

人気度は……残念ながら下の方で埋もれている作品の１つです。

主人公はタイトル通り元勇者で魔王を倒した後に仲間に裏切られ、殺されそうになりましたが、なんとか逃げ出している…途中という感じのストーリーです。

一応まだストーリーが序盤なので、今後は「どのように復讐していくのか？」の展開を楽しみにしています！

ちょっと残念なのは出だしの「復讐の動機や理由」なのですが、主人公のユニークスキルが「気持ち悪い」という理由が主なところです。

「復讐の動機」としてはインパクトが弱いというのと、主人公を抹殺しようとする理由としては、ちょっと貧弱だったかなぁ〜……などと勝手に思っています。

もう少し「誰もが納得する明確な復讐の動機や理由」があると、作品の世界観に共感しやすいのですが、現状ではそのような作品に出会えてないです。

あと主人公を裏切った連中が嬉しそうにというか、主人公をバカにしている様子なのですが、これらにもあまり共感できませんでした。

仮に私が裏切った方の仲間だとしたら、「不意打ちで殺す」とか「絶対に逃さない」などもうちょっと工夫すると思うのですが、ちょっと遊びすぎだなーと思いました。

でもこのアタリは『序盤の設定』なので、話が進んでいけばあまり関係ないと思うので、今後に期待してます！

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『復讐系ラノベ』って他にも商業化されている作品などを含めたくさんあるのですが、個人的には「復讐の動機がイマイチ」な作品が多いと感じています。

例えば商業化されている『二度目の勇者は復讐の道を嗤い歩む』では、主人公が１度目の勇者召喚で魔王を倒した後に全員に裏切られて殺され、その後もう１度初めから勇者召喚されるというお話です。

２度目に勇者召喚された時は、１度目の記憶があるため初っ端の召喚直後から大暴れなのですが、「復讐の動機」は「異世界から召喚した人間だから、最初から魔王討伐後に始末する予定だった」というような理由。

「復讐の動機」としては・・・個人的にあまり共感できないです。

２度目の召喚では『まだ何もされていない』ので、復讐と言われてもピンとこないです。

ストーリーは『小説家になろう』に連載されていた時に読み込んでいたのですが、1月9日に規約違反を理由に作者アカウントが削除されましたので、続きは読んでません……。

それから最強勇者はお払い箱→魔王になったらずっと俺の無双ターンというランキング入りする人気作品では、「魔王を倒した勇者の見た目がブサイク」というのが理由。

こちらでは殺されたりせずに、村八分的に扱われただけですが、あれかな？　『現代のイジメ』的なことを題材としているのかな〜？

内容的には復讐で相手を直接攻撃するというか、新しい人生を始めるみたいなことだったと思うのですが、こちらは途中ですが、読むのを諦めました。

途中から登場人物が多くなり、ストーリーもわけわからん……と感じました。

う〜ん、人気作品なのですが、気軽に読むにはちょっと難しいストーリーかな？ランキング入りしている人気作品なんですけどね。

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今回の紹介する最後の作品がこちら。

【転生召喚】チートスキルをもらったけど魔王だった
作者：ルーデシ

こちらの作品もランキング外で、埋もれている作品の１つです。

基本的にはチート系のテンプレラノベで、各所に「どこかで読んだことがあるかも？」という内容が多い作品ですが、前の世界と異世界の比較や常識の違いなどはある意味新鮮で面白いですね。

主人公は勇者ではなく魔王という設定らしいのですが、現時点では限りなく勇者に近い存在なのが気になります……今後の展開を楽しみしています。

文章は作者も自分で言っている通り少々読みにくいところはありますが、『コメディータッチの小ネタ』がたまに出てくるところは評価できるかと思います。

『復讐系ラノベ』のようにシリアス系を求めている方には不向きだと思いますが、コメディー（ギャグ？）や『ちょっぴりエッチ』などを好む方向きだと思います。

とりあえず今回の紹介はここまで。

また何か埋もれているランキング外作品で面白そうなのがあったら紹介してまいります！