電子書籍どうでしょう

イマイチ盛り上がりがない日本の電子書籍業界や出版業界に言いたい放題やってます。

【Dモーニング】広告収入はどうよ?

「印刷の週間モーニング」買いそびれました・・・。
(探せばまだ売っているかもしれないけど・・・)

どのぐらい社外広告があるのか見当がつきませんが、少なくとも無料配信の【Dモーニング】には広告が入っていませんでした。月額制の有料本はわかりかねますので、どなたか教えていただけると助かります。

もし月額有料本も社外広告を掲載していなかったら、こちらの広告料金がゼロということになりますね...。少なくても電子書籍の場合は表4とかの概念が無くなりますので、印刷書籍とは違う考え方が必要です。

「印刷の週間モーニング」は今まで通りの広告を掲載していると思いますが、電子書籍の発行により、31万部という発行部数を削るのであれば、常識的に広告料金を安くする必要性があります。

雑誌広告の場合は、発行部数が多いほど掲載広告料金が高くなります。「広告は人目にふれてなんぼ」です。だから280万部発行の週間少年ジャンプは高額になります。雑誌の中には発行部数を誤魔化して高額の広告料金に設定しているところもあります。

つまり電子書籍の【Dモーニング】が大ヒットしないと講談社にとっては厳しい状態になりそうです。iOSだけで大丈夫でしょうか?早いところAndroidも対応したほうが良さげですが、「【Dモーニング】はテスト販売」と考えるとiOSだけで十分なデータが取れるのかもしれません。結果によっては講談社の他誌も電子化される可能性が出てきますね!

しかし講談社の偉いところはKindleなど電子書籍ストアで販売しないということ。売上げの100%が収益となるので、「月額500円」が実現したのでしょう。集英社のジャンプBookストアもそうですが、今後自社ストアが主流になるかもしれませんが、決して簡単でもないと思います。ストア販売については他の記事にしたいと思います。

しかしコレが吉と出るか凶と出るか。

漫画の電子書籍って意外と難しいですね...。