出版社の自前電子書籍ストアについて
ジャンプBOOKストア!
電子書籍でもっともパワーがあるのが、マンガです。国内では売れ筋No.1のカテゴリーですね!
先日電子書籍業界に衝撃を与えた「週刊少年ジャンプ33号 デジタル版【45周年記念号】」ですが、残念ながらこの号だけで、次号からの電子書籍は予定されていません。
「週刊少年ジャンプ33号 デジタル版【45周年記念号】」を含めジャンプコミックはさまざまな電子書籍ストアから発売されていますが、上記リンク先ではApp StoreとGoogle Playで展開する無料アプリのインストールを推奨しています。
Kindleなどの電子書籍ストアでの購入ではなく、「集英社の自前電子書籍ストアで購入してくれ」と言っているのです。
iTunes StoreでもGoogle Playでも個別課金になると書いてありますので、ゲームなどでアドオンを購入するような感覚でジャンプコミックを購入することができます。
※集英社以外では講談社が「少年マガジンコミックス」という無料アプリを出しています。小学館アタリはやらないのかな?
購読者の囲い込み・メールなどによる定期的な宣伝(メール登録会員のみ)・新着などのお知らせ・収益性など、他社の電子書籍ストアより有利なんだと想像できますよね。ただポイントなどは付いていないようで、他の電子書籍ストアの方が優位性は高いような気がします。今後は自社電子書籍ストアならではのサービスが求められます。
コレって大手通販メーカーであるとともに商品開発メーカーでもあるアイリスオーヤマみたいですね(他にもたくさんありますよね)!
「自社で商品を作る」
「自社サイト(アプリを含む)で商品を売る」
「他の販売店(WEBショップやホームセンターなど)に卸す」
なんとなく集英社の「ジャンプBOOKストア!」に似ていますが、決定的に違うのが扱う商品は「デジタルデータ」or「リアル商品」という部分でしょう。
電子書籍の場合は半永久的に無料でサーバーに置いてくれて「1冊売れたら●●円(●●%)ストアに入る」というのが一般的なので、容量が大きいデータ販売にはアプリ販売が向いています。
今後は売れ筋の商品を持っている企業は電子書籍はもちろん、それ以外のリアル商品なんかもApp StoreとGoogle Playでアプリ展開するのが主流になるかもしれませんね〜!