電子書籍どうでしょう

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大和市文化創造拠点シリウスという図書館がサイコーです!

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ちょっと図書館関連で調べていたところ、テレビで紹介されていた図書館がこちらです。

 

リンク先:大和市文化創造拠点シリウス

 

テレビで図書館を取材するってよっぽど何か変わっているんだろうなぁと思って画面を見ていたら、「漫画コーナー」が普通にありました!

 

「えっ、図書館って漫画OKなの?」

 

歴史マンガなどはどの図書館にもあると思いますが、シリウスに置いてあるのは少年ジャンプなどの漫画です。

 

どうやらシリウスではOKのようですね!!

 

上記のリンク先を見てもらえばわかるように、シリウスがすげーことになってます。

まず最寄り駅である大和駅から徒歩3分という好立地で、駐車場・駐輪場も完備してます。

 


すでに図書館というよりも、完全に『テーマパーク』です。

 

個人的に思うシリウスの良いところは「入場料金はないけど、付加価値のあるサービスには少額な料金を設定している」というコトです。

 

●駐車場や駐輪場は有料です

しかし180分までは自転車と125cc以下のオートバイは無料で停めておくことができます。

さらに125cc以上のオートバイを停めることも可能ということになってます!
これは日常的に250ccのスクーターなどを足代わりにしている人にとってありがたいことです。

 

●2階にある「市民交流ラウンジ」は有料です

無料で利用できる席もありますが、椅子がちょっと豪華で電源も利用でき、ゆったりと利用できます。時間制となっていて利用時間に合わせた料金となっています(2時間100円〜)。

 

●保育室は有料です

事前予約が必要ですが、専門の保育士がついて1時間500円です。

図書館利用はもちろんですが、その他のイベント時などでも気軽にお子さんを預けることができます。しかも格安ですよね。

大和市在住以外の方も利用できますが、割増料金になります(料金は要確認)。

 

●多目的室は有料です

まー、普通のどこにでもあるような会議室とか講演会場みたいな感じです。

 

シリウスで一番の注目すべき点は

 

館内での飲み物、おしゃべり、写真撮影、これらは一部のエリアを除き、強く注意していない。施設を管理する側としてこれまでは細かなルールを課してきたが、ここを“居場所”とするなら、利用者の視点でそれらのルールがどうあるべきかを考える必要がある

 

ということで基本的に飲食は可能だけど、ゴミは持ち帰ってねというスタイルです。

※もちろんアルコールは禁止(笑)

 

たぶんこんな図書館は他にはないでしょう。

 

飲食OKでも本が汚れたり破損したりすることは、ほとんどないというのが日本人らしいですね。

 

『図書館=教育機関』という概念(?)を取り除き、誰もが気軽に訪れて自由に過ごすことができる空間になっているんですよ!

 

こんなシリウスみたいな施設が近所にあったら、私も毎日のように通いたいです。

 

少々遠かったら週に一度ぐらいスクーターなどで通うと思います。

 

そして前述したようにシリウスには漫画コミックスが置いてあり、なんと人気漫画である『ワンピース』なども置いてあります!

 

やはり民間企業に任せているのが大きいのでしょう、指定管理者に『株式会社小学館集英社プロダクション』の名前があります〜。

 

機会があれば是非訪問してみたいですね!

 


というワケでシリウスはちょっと遠いから(笑)、自宅から徒歩10分ぐらいの図書館に行ってみました。

もしかすると漫画や雑誌などあるかもしれないし、ちょっと興味のあることの関連の書籍とかあった読みたいなぁ〜ぐらいの気持ちで行ってみることにしました。

 

平日の午後に行ってみたのですが、お客さんは2〜3名ぐらい。

閑散とした感じで、それはそれは・・・とても静かでした。。。

 

シリウスと比較しちゃイケナイのでしょうけど、近所の図書館は小規模なのです。

 

一応新聞や雑誌などもあるのですが、ほとんどの雑誌はコンビニでは見かけないような雑誌ばかりで、改めて「図書館は教育機関である」ということを認識させられました。

 

パソコンやインターネット関連の本をいくつか探してみたのですが、とにかく古い本ばかりで最新(2017年以降に発行された本)は1冊も見当たりませんでした。

もしかすると貸出中というコトもあるかもしれませんが、古い本(10年以上前)はある程度処分して入れ替えたほうがイイんじゃないでしょうか・・・。

 

なんだか「昔ながらの小学校の図書室」ってゆー感じです。

 

もう一度、今度は日曜日の午後に訪問してみました。

 

さすがに20人ぐらいはいたと思いますが、話し声や物音がほとんどせずに、誰かの咳払いが響くような環境で居心地が良いとは思えませんでした。

 

館内は当然飲食禁止です。

 

私語も禁止です。

 

人がいるのになんだか不自然な空間にいるように思えました。

 

私が図書館に慣れていないというコトもあるかと思うのですが、このような空間が何の役に立つのか疑問です。

 

中高校生らしい子どもが数人いて、何やら調べもの(勉強かな〜)していましたが、普段の利用者ってどうなんでしょう?

 

とりあえず図書館利用者カードを作ることにしました。

 

そのとき図書館員に聞いてみました。

 

私「普段の利用者もこのぐらいなんですか?」

 

図書館員「はい、ここは施設規模も小さいので、いつもこのぐらいですよ。夏休みとか学校の大きい休みのときはもっと利用者(子ども)が多いですね」

 

もうね、税金の無駄だと思いましたよ(笑)!

 

小規模図書館と言っても4階建てですよ!

 

私見ですが小学生以下の子ども向けの本の割合が多く、大人が利用するにはちょっと品揃えが少なすぎます。いくら教育機関といえども、もっと大人(多くの税金を納めている人)のための教育機関であっても良いと思うんですけどね〜。

 

これじゃあ、ただの『子ども専用図書館』ですよ。

 

今度は市内にある別の図書館見学に行こうと思います。

 

ちょっと距離があるのですが、近所の図書館の2倍以上の大きさなので、もうちょっと品揃えとかマシかなと思います。でもシリウスじゃないからなぁ〜(笑)。

たぶん・・・あまり期待しちゃダメっすね!