電子書籍どうでしょう

イマイチ盛り上がりがない日本の電子書籍業界に言いたい放題やってます。

雑誌が電子書籍になると広告はどうしましょうか?

印刷の本と同じようにスペースを切り分けて、広告を掲載して行くことになるとは思うけど、電子書籍と印刷書籍の違いが考慮されていないのが現実だと思う。

まず電子書籍には表紙(表1と言います)という概念はあるが、裏表紙(表4と言います。広告費が高額な場所です)という概念はない。表4はただの最終ページということになってしまう。

電子書籍は表紙の次に広告をもってくればイイじゃん!」

それはそれで間違いではないけど、電子書籍1冊=1人用という考えがある。ほとんどの電子書籍は家族や友人間で制限のない自由な貸し借りはできない(タブレットごと貸すことは可能だけど、個人情報の塊なので現実的ではない)。よって電子書籍の広告も基本的に1冊につき1人の目にしかふれることはない

見た目がタブレット電子書籍と違って印刷書籍には表4があるので、電車など公共の場で本をカバンから取り出すだけで広告看板となり、液晶画面と違って本を開いていれば中身も数人の目にふれることになる。コンビニで立ち読みしているだけでも同じ効果がある。もちろん家族や友人に貸すことも簡単にできてしまう。

美容院や動物病院などの待合室にも雑誌がたくさん置かれていることがある。1冊あたり数十人という人が手に取ることになるので、広告効果は抜群だ。雑誌などの場合は、「平均して1冊あたり3人が読む」と言われている

雑誌などの印刷書籍に広告を出している企業は読者が本を購入しようが、立ち読みだろうが関係ないのだ。看板広告などと同じようにより多くの人の目にふれさえすれば良い。もちろん出版社は1冊でも多く売れ、返本率が低くなることをベストとしている。

電子書籍ではホームページと同様のバナー広告と考える人が多いと思う。しかし「平均して1冊あたり3人が読む」ことがないので、印刷書籍より単価を下げるのが一般的になりそう。もしくは配信数に応じた料金となってしまうかもしれない。こうなると出版社の広告担当営業は辛い...。

 

 

 




一般的に言われているのが「WEB同様の広告戦略」なんだけど、私はそんなに簡単な話ではないと考えている。電子書籍ストアでやれそうな広告戦略はあるけど、有料で購入した電子書籍に広告が入るとことはないと思うし、読者にとっては邪魔な存在でしかない。まぁ一応下記のようなものが考えられるかな。

楽天Amazonなどで有名な「レコメンド機能」。顧客が欲しいと思われる商品を自動生成する機能を電子書籍に組み込むということだ。すでに各ストアではメールマガジンやサイト上でやっているけど、それを電子書籍自体に組み込む。しかしそんなモノがページをめくるたびに出てきたら、当然読者の反発は大きいものになってしまうだろう。まぁ立ち読み用とかならアリかも!しかし「レコメンド機能」はストア側の広告であって、出版社側の広告ではない。出版社がアフィリエイトやるのか?

無料ゲームアプリの上とか下に表示される「アプリ内広告」がある。広告表示場所を限定できるので、リーダーアプリに組み込めば良いだけだ。しかしこれも読者に嫌われそうなので、客離れの原因となってしまいそう。

大赤字に悩む国内電子書籍ストアがやりださないことを切に願う。メールマガジンの「オススメ本」が掲載されているけど、正直なところ全く興味がない本ばかりである。まぁ色々考えてやっているんだろうけどね。